水辺の風景 2024年8月18日 海鳥の夏

後から 「写真に写っていた・・・」 という、前回の悔しい経験を払拭すべく、「それなら事は早い方が好い」 と、再び海に出ます。 

今回はその為だけに朝イチ便を往復。 晴天、相変わらず気温高し。 車を港に停めて、いざフェリーに乗船します。

 

 

「そこに居るんだ」というイメージを強く持って臨みましたが、ただ運が良かっただけという気もします。 少し大きな群に会うことができました。 願わくば・・・せめてあともう少しだけ近ければ・・・ などの欲望は尽きませんが、画像で数えるだけでも 30羽 を越える数。 この程度の数、群のスケールが大きいのかはわかりませんが、嬉しいことに変わりはありません。

 

 

どうやら今回、一団はフェリーの進路、ど真ん中に屯していた様で、船の進行が群を散らし、左舷・右舷どちらで撮るか、迷うことにもなりました。 これくらいの群が居れば前回も気付いたハズ・・・ とすると、やはり幸運もあったかと思います。 

撮影した画像を改めて眺めると、こちらへ向かってくる ”前向き” のものが全くありません。 船に対してさほど 臆病 というコトでも無いように感じますが、基本は逃げていく姿を追いかけるかたちになってしまいました。 群が波間に浮かぶ様子であれば、もうちょっと近寄れる機会もあるかな、と思います。

 

散っていく・・・ もう終わり?

結論的には先日に続いてこの日も出会うことができたワケですが、復路は不発に終わりました。 単騎の飛翔を目にはしましたが、画像も結ばず不採用となる程度。 

 

この辺りで 夏の海鳥風景 となれば、ウミネコ と カツオドリ。 以前、私は ウミネコ を 「カモメ」 と呼んでいましたが、遠距離での視認では 大水薙鳥 との選別に苦労しました。 ウミネコ には一年目の若鳥など、茶色の羽衣も混じっています。 

 

猛禽のような羽衣の ウミネコ

イルカ が 居るか?

お見事。

 

●カツオドリ

それこそ、名前くらいは聞いたことがあった カツオドリ。 こんなに身近に感じる生活になるとは想像だにしていませんでした。 それにしても、この姿はユニーク。 前衛的なマスク、飛行時の撮影では眼窩の陰影が濃く出ることが多いのですが、今回は航路脇・近めの浮き灯台で、小さな眼もよく判る姿を撮影できました。 

留鳥ですので港さえ出ればいつでも会えるとは思いますが、魚群の上空に集まって旋回し、海面に飛び込んで魚を捕る場面にはまだ遭遇していません。 いずれまた機会もあるでしょう、楽しみです。

 

 

 

●大水薙鳥

「薙」は ナギナタ でしょうか。 由来はわかりませんが、長い翼をひろげて水面すれすれを滑空する姿は、なるほど 薙刀 を想像させます。 長距離を移動する鳥ですので海面スレスレばかりも飛んでいられないでしょうけれど、この水域で高いところを飛んでいる姿は全く見かけられません。

 

 

 

■ 小さな港の景色 

干満の差、潮位の変化の大きな有明海に面する港。 フェリーなどの比較的大きな船が入港できるエリアは一定の水深を保ちますが、航路から外れる場所は引潮となれば広大な干潟が姿を現します。

北域には大きな河口エリア、海岸線に沿って巡らされた堤防水路の内側は干拓地、見通しの良い耕作地が大きく広がります。 四季を通じて様々なトリたちが訪れます。

大きな工業地帯に隣接することもなく、いくつかの小さな漁港と、そして現在のところ 雲仙・島原方面 への玄関としてだけ使われている、のどかな港エリア。 鳥たちも集うこの景色がとても好きですが、いつまでこれが続くかは分かりません。 大きな事業・工事は現在も進められておりますし、豪華客船を迎えたいとか、有事に備えて軍港としても転用できるように整備するとか・・・ 

まあ、変わらないものなんてありゃしないのは理屈ではわかっていますが。