撮影機器を刷新して、初めて少し時間の取れた週末。 実際に手にとって使うと初めてわかりましたが、今まで使っていたカメラとはずいぶん考え方が違うようです。 とにかく試行錯誤を重ねるべし。 ということで、鳥撮りに出かけました。
まずは土曜の夕暮れ前、水辺の風景。 不思議なものでカメラ(レンズ)が変わると、見えてくる景色も違っているようです。
ちょうどこの日は仲秋の名月、十五夜のお月さま。
さて日曜日。 シーズンももう終わりかと、前回少しホロ苦い経験となったアオバトを何とかもう一度、と見に行きました。
新機で思い知らされたコト、飛んでいる鳥をまともに捉えられません。
AFをどう機能させればよいのか、分からない。
機体が重くなり、まら手動のズーム操作にも慣れておらず、超望遠で飛ぶ鳥をファインダーに素早く捉える事ができません。これは大きな課題。 フワフワと目の前を通過してゆくサギにさえ合わせ切れません。 アオバトが撮れる気がしない・・・
何とかアオバトに出会うことができましたが、群の小ささがシーズンの終わりを予感させます。 まあ会えたし、出待ちの間に先達の話もたくさん伺うことができたし。
また来シーズン、今度は機材も使い慣れた頃・・・ また会いましょう。
さあ午後は場所を変えて一路、干拓地へ。 シーズンオフですが、試写のネタには事欠きませんし、何度も経験しているロケーションで問題を洗い出します。
我々を出迎えたこのトビは・・・ 日光浴中ですね、初めて見る不思議なポーズです。 どこかの紋章のようで、オモシロい。
干拓地がにぎわうシーズンはまだもう少し先ですが、この日はチドリたちがやたらとフレンドリーで近くまで寄ってきます。 遠慮なく、撮らせてもらいました。
最後の写真はダイゼン? と一見して驚きましたが、ムナグロですかね。 であれば、初めての出会いです。
その前の写真、それまでチョロチョロと動き回っていたコチドリたちが一斉に動きを止め、地面に伏せて動かなくなりました。 群に危険察知の信号が伝わったのでしょう、広い耕地に動くものが無くなり、一見してそこには何も居ないような景色になりました。 私は特に気付きませんでしたが、上空に何か飛来したのカモしれません。
さて、撮影について。
近くて明るい被写体撮影に特に文句はありませんが、ここでもっとコンティニュアスAFやトラッキングのテストをするべきだったかもしれません。 ココ一番で、頼れる機能なんですか・・・?
ただ何だかもう 「頼るべきでは無い・・・」 との予感もあります。 いや、あくまでも特定の条件下のみでは非常に有効なのかもしれません。 そこを確かめなければ。
そして最後に立ち寄った防波堤際の比較的大きな水路。 冬ともなれば水鳥が多数群がるエリアですが、願っても無い被写体が現れました。 ミサゴです。
いつでも観察できるわけではない ホバリング&ダイブ が目の前で、それも二度も。 使い慣れた前のカメラで撮りたい衝動を抑え、とにかく撮影してみましたが、動きの速い被写体をやはり捉えきれません。 少しは上達するのでしょうか・・・このテの撮影。
いつでも好機は突然、目の前に現れます。 今回ミサゴのホバリングなんて半端なく ”撮りごろ” なのに・・・ ロクな写真が撮れませんでした。
ミサゴなら、またいくらも出会えると思いますが、高価高機能なカメラに持ち替えて、それを使いこなせないなどと云うのは許せない! 特訓だっ!
握力が無くなり、腕も肩も痛いけどっ!!