2022年5月14日 長崎は今日も ネコ だった・・・

久しぶりに訪れた長崎の町。 以前にも訪れたことがある唐人町をぶらぶらと散歩。 

長崎には幾度も来ておりますが、そう、この坂の町にはネコが絵になる風景がそこかしこにあるのでした。 改めて出会うまで、忘れていました。

 

 

さて唐人屋敷跡にはいくつかの廟があり、それを巡るのが散歩コースになっています。 狭いエリアですので本当に気軽に廻れますし、中華街でお腹を満たした翌日の散歩には最適です。

 

レトロ!

 

廟にはそれぞれ偉人などが祀られていますが、神仏に特化された日本の文化とは異なるところか・・・、いや日本にも神像や聖徳太子など神格化された偉人を祀るお堂や廟はかしこに在るか。 それはさて置き日本と同じような意匠を踏襲しているように見える箇所もあるな・・・ そんなことを考えながら、ほかにヒトもいないので気楽にシャッターを切りながら散策を楽しみました。

 

 

日本の建築様式に比べ、中国や朝鮮では屋根の棟は端部がもたげられ、ダイナミックな雰囲気。 日本の社寺建築は 静 を求め、大陸のものは 動 を彷彿とさせます。

軒先の鬼瓦は古来より我が国の、特に仏教寺院建築で用いられますが、この少し下がった場所に化粧として獣型を乗せているものはあまり見ないような気がします。 この町は華僑が自国の文化を形とした歴史がありますので、あちらではそう云うものなのか・・・ などと異国の文化に想いを寄せます。 

 

瓦細工とはまた別に、なかなか威風堂々とした木鼻が目を引きます。 廟は様々な神獣たちにより守られています。

 

化粧瓦に来て囀るイソヒヨドリのメス

 

神獣とはまた対照的なリアルの町獣、ネコたち。 坂の町は小さな路地も多く、車が行き来しない場所も多く、なんだかとてもリラックスした雰囲気を見せるネコたち。

 

 

■撮影地:長崎市