冬季、たびたび訪れた横島干拓地。
4月も半ばを過ぎ、どんな景色に変わっているのか・・
また鳥たちはどうしているのか・・・ 知っておきたい気持ちがあります。
そんな時は、行ってみるのが一番。
行ってみましょう。
いつも干拓地へ向かう途中で立ち寄る港。
もうオナガガモの群などは見られませんが、マガモがまだ見られました。
よく見ると、群の中にはコガモもいます。
カイツブリの子育てシーンを見てみたい、というのは一つの夢です。
九州ではちょっと難しいかとも思いますが、江津湖で観察された記録があるようですので、あきらめずに見てまわりたいと思います。
小鳥たちがひときわ大きな声で鳴いています。
澄んだ美しい声で、遠くの仲間たちにも語り掛けます。
田畑に、水辺に、カルガモたちはこの季節も変わらず屯しています。
北帰行とまではいかずとも、別の場所へ移動してしまうのか・・・
それがいつ頃なのか、気になっています。
イエローのアイ・リングが可愛らしいチドリに出会いました。
すぐに 「イカルチドリだ」 と思いましたが、帰宅してから調べると 「コチドリ」 という種も外観がそっくり。
いまのところどちらとも言えませんが、嬉しい出会いでした。
●追記:2021/04/20
羽根を広げてくれると分かりやすい様なのですが、どちらかというと 「コチドリ」 ではないかと考えています。
冬の間はカモたちと、そしてマナヅルやナベヅルたちも迎えて華やかな社交場となっていた干拓地。
タゲリの姿も、もう見られませんでした。
小鳥たちの声は盛んに聞こえますが、樹々には葉が茂り、下草は育ち・・・
「声はすれども姿は見えず」ということで、撮影が難しくなっています。
さて干拓地からは外へ出ることとなりますが、この季節は カササギ が気になります。
忙しい子育てのシーズン。
初めてカササギの姿を求めて出かけたのは佐賀平野でしたが、ここ熊本でも北部を中心に見かけることができます。
干拓地から僅かに北上し、荒尾の干潟へと向かうエリアでは以前にもカササギを見ておりましたので、今回も立ち寄ってみました。
今回もちょうど、子育ての真っ最中。
例により電柱などの上部に一見してわかるような大きな巣。
観察していると、親鳥が交代しながらエサを運んでくることがわかります。
親が帰ってくると中で騒ぐヒナたちの声も聞こえてきますし、カササギ独特な 「カッ カッ カッ」 という声も響きます。
それにしてもカササギの写真。
これだけ大きな鳥で、間合いもそれなりに近く取れるのですが、つぶらな瞳をきちんと写すのが難しい。
ポイントは光の当たり方と露出なのですが、現場はそう上手くはいきません。
「撮れたっ」と思えば白目むいてるし。
カラスも同じですが、真っ黒なトリは意外と撮影が難しいです。
■撮影地:玉名市