身近なホットスポット・横島干拓地をつかんでおきたくて、三週連続で訪れました。
訪れるたびに、初めて出会う鳥がいます。
ツルが頻繁に飛来し、カモの数も増えてきています。
この地がなぜホットスポットであるのか。
海沿いの干拓地などはいくらもあるのでしょうが、ここは有明海に面する地。
すぐ近くには渡り鳥の聖地、荒尾の干潟もあります。
まず畑で出迎えてくれたのが、ケリ。
「ケリッ」と啼くからというのは、ホントでしょうか。
このユニークな鳥、タゲリにもっと近寄りたくて、いつも居る所へ来たのですが。
じりじりと近寄って行き、彼らのセーフティーマージンを超えると
”ミィ~~~~~”
と、ひと声、長鳴きして飛び立ってしまいます。
その声がまた可愛くてしょうもないのだから、困ったものです。
マガモの群れが飛び立ちます。
使いこなせていない望遠のオートフォーカスですが、このくらい被写体が多いとそれなりに映るもので、何枚かはかろうじて絵になりました。
ホットスポットだけのことはあって、来るたびに多種の猛禽類に遭遇します。
ミサゴ、チョウゲンボウ、トビ、ノスリ・・・ そして今日はハヤブサ。
生態系が完結しているという証でもありますが、小動物や小鳥たちは、常に空からの奇襲に備えなければならぬという緊張感があります。
圧倒的に広い縄張りを必要とする猛禽類が定着するための、広く豊かな狩場がここにあるという事なのでしょう。