いっちょまえです。

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ハトの雛の成長がこんなに早いとは思いませんでした。
記録の写真などながめていると、日一日と大人っぽい感じになってゆくのがわかります。

出会った時にはまだ全体にひょろひょろと生えていた羽先についた黄金色の毛も、もうほとんど無くなってしまいました。 可愛かったのに・・・。
何故こんなに急いで成長してしまうのでしょう。
厳しい自然の環境では、いつまでも危険なヨチヨチのヒナでいることは生存率に直接かかわる大きな問題なのでしょうね。



---そんなに飛べちゃうの?---

ヒナが初めて飛ぶ時のイメージはやはり、これまでに経験している小桜インコのもので、だいたいは上手くいくものではありません。
”飛ぶぞ、飛ぶぞっ!”と自分を鼓舞するかのように、頭をくっくっと何度も振り下ろして、目標地点への集中力を高め、その目標はさほど高望みなポイントに定めていないのにも関わらず、大体は”力及ばす”という感じで不時着するのが関の山です。
そんな姿がまた可愛いものですが、キジバトさんの場合はどうでしょう?

ヒナのくーさんは、あまりにも大量の”フケ”のようなものを発生するので、巣箱のダンボール箱に戻す前に、屋外で ”パタパタ”をさせていました。
数日前に捕獲する時には見事に木の枝の巣から落下したくーさんです。
たまにはパタパタと羽を動かしてはいますが、まさか飛ぶことがあるなどとは想像もしておりませんでしたので、その時はまさに唖然としました。

いつものようにパタパタをさせるつもりが、いきなり飛び立ち、10メートルほど先のあの、生まれた巣のある木の枝へ、初フライトを見事に決めてみせました。
私がもっとも驚くのは、そのフライトが上へ向かって飛び立ち、そして成功したことです。
地面と殆ど変わらない、ひざを付いた人間の手の高さから木の枝へ、いきなり、そしてこんなにも見事に飛べるものなのでしょうか?


---羽づくろいももう一人前---

トリさんが羽をつくろったり、うーんっとお決まりの3パターンで羽を伸ばしたりするのを眺めるのはよいものです。リラックスの波長が見ている私にもシンクロしてくるようです。

くーさんも気が付けば、生意気に伸び始めた風切羽をつくろい、羽を伸ばし・・・。
ずいぶんと大人っぽくなりましたが、成鳥のカラーとはまだずいぶん違うようです。
でもこの尾羽の薄瑠璃色、何て美しいのでしょう。

写真もたくさん撮ってしまいました。
しかし、汚してくれますね、さすがに。
文句は言えませんが。