日々のスナップ 2022年10月19日 ジョウビタキ来る

朝方の気温が 10度 に。 爽やかな空気の中、聞き覚えのある懐かしい声が。

「 ヒー  ヒー  ヒー  カチ・カチ・カチッ 」

今年も我が家にジョウビタキがやって来ました。 訪れたのはメス、去年と同じトリなのか・・・ 判りませんが。 白い腕章が可愛らしい姿。 

 

 

ヒヨドリが群をなして空を行きます、大騒ぎしながら。 

気持ちの好い朝でした。 

 

 

野鳥を見に 2022年10月16日 ホットスポット 柿の木はあなどれない

この中に メジロヒヨドリアオゲラオオルリ が・・・

この季節、移り変わる山辺の小鳥たちの様子を見に、近くの自然公園に足を延ばしました。 あまり好い写真は撮れなかったのですが、一本の 柿の木 に代わるがわる訪れる鳥たち。 やはり柿の木はあなどれない・・・ と、改めて思い知らされることに。

初見の鳥も2種、圧倒されました。 

 

この山には アオゲラ の姿を求めて足を運ぶのですが、山道を散策するまでもなく、辺境のこの場所、この柿の木に飛来。 見ていると、今度は瑠璃色の鳥が飛来。 そして近くの電線にいて気になっていたヒタキも樹に。

 

 

青い鳥はどうやら オオルリの若いオス、胸に縦斑のあるヒタキは エゾビタキ。 エゾビタキは旅の途中、この時季だけここでも見られるらしく、運が良かった。 この鳥、ヒタキ族に共通かもしれませんが、あまりヒトを怖がりません。 寄ってきてポーズまでとりませんが、過敏に逃げることは無いようです。 

オオルリの方は以前、清流沿いの路で成鳥の美声を堪能しましたが、雰囲気が全く違いますので、そうとは分かりませんでした。 眼はヒタキのような大粒でおにぎり形、体はひと回り大きい様子で正しい直立姿勢、あまりチョコマカとは動かないし、わざわざ飛来したくせに柿を食べるそぶりは見せません。 

帰宅して、調べて・・・ 若い鳥と。 久しぶりに目の覚めるような 「瑠璃色」 の鳥に出会いました。 

 

サメビタキ? は森の中で。

後で写真を整理していて気付き、絶句。 

憧れの鳥、クロツグミが写ってる・・・ 

 

■撮影地 : 熊本市 

メジロヒヨドリアオゲラオオルリヤマガラ・スズメ・シジュウカラ

 

野鳥を見に 2022年10月10日 ミサゴに会いに

見渡しのよい耕作地で休む ミサゴ

いつもの干拓地へ。 舞台はアメリカでしたが NHKダーウィンが来た でミサゴが特集されているのを見て、またまたミサゴに会いたくなりました。 すかさず干拓地へ、いつもの広い水路に向かいます。 

干拓地へのドライブは広々とした河口沿いの路を行き、海へと出ます。 その後は有明海に面した海沿いの道をカーブを繰り返して北上します。 もちろん満潮の時は普通に 「海沿いの道」 といった風景ですが、ひとたび潮が引けばどこまでも干潟が続く有明海独特の景色を眺めながらのドライブになります。 

この日は河口付近からずいぶんと様子が違い、堤防の上端付近まで悠々と水かさが増して、時おり道路に溢れた痕跡すら見られました。 

そういえば今日は 「高潮警報」が出ていましたっけ、ってことは、今は大潮の満潮。 これだけ水位が上がる地球のダイナミクスには本当に驚かされます。 

 

海岸沿いの道に出てしばらく進んだあたりの漁港にたくさんの鳥影が見られましたので、車を寄せてみます。 私たちが車を降りて海を眺めたことに驚いて、すかさず海へ逃げ出た数羽の水鳥は マガモ でしたがまだ冬毛が生えそろわない様子。 

今年もカモたちのシーズンが始まったことを実感する瞬間。 これからはもう、いつどこで初ガモになってもおかしくありません。 

 

防波堤にたくさんのカモメが屯しています。 とにかく潮位が高い。 

同じカモメのように見えますが、羽衣にいくつかのタイプが見られます。 夏から冬、そして若い成鳥に見られるグレーの羽衣など、カモメもなかなか複雑です。 

 

 

干拓地に行かずとも、それこそ住宅地でもあちこちで聞かれるモズの鳴き声。 もちろん干拓地にもたくさん飛来しています。 今年は我が家の庭へ通ってくるのもいて、やたらと数が多い気がします。 

 

 

まだ僅かですが収穫の終わった稲の耕作地へとカルガモの群が舞い降ります。 留鳥とはいえ、群を成してくるのはこれからのシーズン。 山を背景に撮影、よく見ていると オナガガモ が混じっていることがありました。 オナガガモも今季初ものです。

 

 

ミサゴの撮影でキャリアハイを目指しますがこの日、どうにも ダイブ の撮影がはまりません。 風景写真だけですが、この日は空気も澄んで、白い雲が表情豊か。 こんな日の撮影は楽しい。

白い雲と

金峰山を背景に

基本は電柱のトップ

こちらは チョウゲンボウ

 

■撮影地 : 

マガモ・カモメ/熊本市

ミサゴ・モズ・カルガモチョウゲンボウ玉名市

 

水辺の風景 2022年10月2日 10月の景色

10月になりました。 海や河川に近い場所を散策していると、渡り途中の鳥など、普段あまり見れないトリに出会うかも・・・ などと思うのですが、そんなに簡単にはいきません。 それでも盛夏に比べれば、厚みは無いものの、少しだけ種類が増えた気がしますし、モズがあちこちで鳴いています。

 

このテの羽衣は多いのですぐに判別できなかったのですが、デカ目系。 ノビタキでしょうか、あまり見ない気がするのですが、自信が無いところ。 

 

トビが数羽、低く飛んで戯れています。 堤防付近の空には猛禽類が必ずいます。

 

ここではゴイサギに出会ったことが無いのですが、この日はホシゴイが一羽。 水草で覆われた水面を見続けて動きがありません。 これで魚が見えるのでしょうか?

 

こちらで同じように水草の中を探っているのは、バン。 まだ若い鳥のようで、一羽だけ見られました。 

 

いつものカイツブリ日記。 幼鳥にいろいろとレクチャーしている様子。 彼らは何回、産卵と子育てを繰り返しているのでしょう。 ここ数か月、続けて見られる光景です。 

 

ぼちぼちとカモたちも現れる頃か。 オカヨシガモが数羽、この日は見られました。 これからの季節が楽しみです。 

 

■撮影地

ノビタキ・トビ/不知火町

ホシゴイ・バン・カイツブリオカヨシガモ熊本市

 

日々のスナップ 2022年9月29日 蝶・鳥


おっ、ツマグロヒョウモン。 

もうスミレはないだろううに・・・  んっ、何か違うな。

 

調べてみると、どうやら カバマダラ という名の蝶。 黒白の斑が珍しいと思い、撮影しました。 

この種はここ九州では 迷蝶 とのこと。 流されて飛来したものか、植物について来たかはわかりません。

鳥の世界でも、通常はその場所で見られないものを 「迷鳥」 と呼びますが、こんな小さな体で海を渡る生物たち。

 

 

 

 

夕暮れ前のひと時。 オフィスの窓を開けると、超音波の様な繰り返しの鳴き声が聞こえてきましたので、こりゃ居るな、と見に行くと・・・ やはりヒヨドリの幼鳥。 気付いただけで4羽くらい居る様なのですが、残念ながら2か所に分かれて羽繕いをしています。 

未完成でまったく可愛げのないその姿。 かつて育てたヒナ、ぴよりと過ごした日々が胸によみがえります。 

 

 

ぜひ4羽、並んだところを見てみたい。  

 

■撮影地 : 熊本市 

 

野鳥を見に 2022年9月25日 ヤマガラ記念日

チョコチョコと素早く動き回る、ヤマガラ。 なかなかきちんと撮影する機会が無かったというか、へたくそというか・・・。 

でもまあ、はまれば撮れるのが野鳥撮影。

 

 

というのは言い過ぎで、この小鳥は当地では有名なアイドル。 それでも、もちろんいつでも会えるということはないのですが、この日は手に留まったりカメラに乗ったり。

ヤマガラが手に乗るなんてのは、もちろん初めての経験で・・・ 嬉しいものですね。

 



引き続き干拓地、水辺の風景。 水を張った区画で セイタカシギ と出会うことができました。 長すぎるピンクの脚、いつ見ても不思議な生物です。 

今までで一番近い距離での撮影、虹彩が赤い事も初めて知りました。 しばし夢中で楽しませてもらいました。

 

 

留鳥とはいえ夏場には大きな群も見ない、カルガモ。 水路に掛かる橋の上を通っただけで速攻、飛び立ちます。 臆病な方が、好いです。

 

 

水路でのミサゴ撮影に再度チャレンジ。 結果から云えば、どうしても思うような写真が撮れずにいます。 この日はこの場所で3羽が代わるがわる水路に飛び込む絶好のロケーションであったにも関わらず、動くターゲットの撮影がままなりません。

 

 

一度などはファインダーで追っていたため何が起こったのか分からなかったのですが、自分の目の前5メートルにも満たないところにミサゴがダイブ、水しぶきが掛かろうかというほどの近距離。 望遠で狙うには近すぎる間合い、ホワイトアウトで何も映せませんでしたが、これは致し方ないところか。 どうせ撮影できないんなら、目でみていたかった・・・ 残念。

 

ミサゴの撮影で煮詰まる問題は次の通り。

1. 飛んでいるミサゴの瞳へピンポイントの AF ができない

2. それ故に、コンティニュアスも意味が無いし機能しない

 

マニュアルフォーカスは間に合うワケもなさそうだし、合わせられても一瞬の1カットのみ。 ミサゴは大きさがあるので AF枠 を瞳に合わせるように努力してみましたが、これが結果を伴いません。 やはり 「トリ認識+瞳検知」 のAFでなければダメなの? だけどソレ、機能があっても上手く撮れるのでしょうか?

 

ミサゴの動的なダイブを撮りたかったら、少し離れるなどしてホバリングから水面までをフレーム内に収めて構図を決めておき、コンティニュアスで連写してみるのはどうか・・・ 試してみたいと考えていますが、あの水路でどこにダイブするか分からない以上、そんなに都合よく撮れるとは・・・ 思えないな。

 

 

■撮影地

ヤマガラ熊本市 金峰山

セイタカシギカルガモ・ミサゴ/玉名市

 

野鳥を見に 2022年9月23日 立田山~江津湖、そしてムクドリの群

ここ数日、市街地でやたらとシジュウカラの声を聞くようになりました。 そんな気分も手伝って、この日は何をというのでは無いのですが、元気な小鳥たちを見たくなり自然公園の立田山へ足を運びました。

ただボーっと歩いていると気付かないのですが、望遠レンズで鳥を眺めていると木々には様々な実が成っています。 鳥たちも活発に動き回っています。

 

そしてその足で、今度は江津湖へ。 トンボたちのディテールにはいつも感心させられます。 カメラが変わり、望遠マクロ的な撮影はとても有効であることがわかりました。 ついつい昆虫に目が行きます。

 

 

こちらは湖畔の芦原でけたたましく鳴き続けるモズ。

 

 

夕暮れ前の帰り道。 この日、できれば確かめたいと思って計画していあたことがありました。 それは ムクドリ の群について。 写真の様な日頃から眺めているムクドリの集団帰巣風景。 ずいぶんと数が増えた様な気はするのですが・・・

 

 

このエリアの街路樹には スズメ や ムクドリ が集まっていることは知っていました。 実はそこに コムクドリ が混じっていると聞き及び、真相を確かめたかったのです。 

日が落ち切ってしまう前、望遠レンズでのぞいて見ると・・・ なるほど居ました! コムクドリが混じるというよりも、その群そのもの。 並ムクドリも混じっておりますので、ひと回り小さな姿がよくわかります。

 

 

ムクドリを観察するのは初めてのこと。 すでに何度も出会っていたようですが、見えていませんでした。 オスメスで異なる羽衣や複雑な色彩が興味深い鳥でした。

 


■撮影地 : 熊本市 

ヤマガラコゲラ/立田山

クマバチ・クロイトトンボ・ハグロトンボ/江津湖

ムクドリ・コムクドリ・スズメ/南区市街地