水辺の風景 2021年11月・第4週

■いつもの景色、彼女の視線で 

横浜の今井川は小さいながら野鳥の ホットスポット であると、いつも熊本の彼女に伝えているわけですが、今日は初めて自分の目でみてもらう機会を得ました。 私が日々見ている野鳥たちの小さな世界。 カメラは私の貸し出しですが、撮影は彼女。 期待を裏切らず、次々と出てくるいつもの鳥たち。 そして、近くで撮影可能な鳥たちとの距離感を実感してもらいました。

 

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まず出迎えてくれたのは ハッカチョウ、ムクドリとサイズ比較。

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ジョウビタキ、やはりデカ目の代表。

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セキレイは近すぎ、距離にして約1メートル。

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コガモ・メス ディテール

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マル も居ました。

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下界がざわついた時、上空には猛禽。 種類の特定はまた後で

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柿の実と メジロ。 ここでは定番の構図。

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シジュウカラ も参加。

 

ここ横浜に滞在し、今井川で鳥たちを撮影する機会が豊富にありました。 やっているうちに何だか 写真のウデが上がった・・・ ような気がしていたのですが。 何のことは無い、ここでは誰が撮ってもそれなりに撮れてしまう。 要するに撮影条件の好いスポットなのでした。

 

 

 

暮しを楽しむ家 テーマ・1 鳥たちとの時間を楽しむ

●鳥たちとの時間を楽しむ空間をイメージして 

 

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家つくりの構想などありえなかった大昔から、伝統的に我が家には鳥がいます。

コザクラインコ に始まった鳥たちとの生活、いつもそばに居るのがあたりまえですし、できる限り彼らと時間を共有したい・・・ というのが家をつくる時の一つの大きなテーマでした。

 

いっしょに暮らしている鳥は コザクラインコボタンインコオカメインコ、そして ウスユキバト。

暮らし方は人それぞれ、「放鳥スタイル」をやられているところもあるようですが、我が家での彼らは基本的にカゴの中で過ごしています。

それぞれのカゴを自分の家の様に思っていることは見ていてわかりますが、カゴから出て遊ぶことも楽しみになるように工夫しています。

一口に「インコ」といってもみな性格が違いますし行動も違う彼らですが、一たびカゴを出れば自然とヒトのそばに来てくつろぐのが習慣です(ウスユキを除いては)。

大した望みを持っているわけではありません、ヒトのそばに、一緒にいたいだけ。 涙が出るほど小さな望み、かなえてあげたくなります。

 

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ヒトの近くで寛ぐ クロイ

 

鳥ですのでやはり飛ぶことは何よりも大切、それも、できればある程度の飛行空間をつくること。

オカメインコなどは本来ハイスピードで飛ぶ種ですので、ストレスなく飛べるような空間を一個人の家で実現することはまず不可能かもしれません。

でも、とにかく飛ばせてやりたいと思うのです。

 

【 大きな 吹抜 を 】

1階は リビング・ダイビング・キッチン が繋がった空間。

ここが彼らと私たちの生活では中心になる場所です。

別の章でご紹介したいと思っておりますが、家全体のコンセプトは 大きなワンルーム をつくること。

その空間に大きな吹抜をつくることで、水平距離に加えて上部へと舞い上がることができます。

 

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吹抜はロフト階(2.5階)の小屋裏まで通じ、上下方向へもかなり大きな空間をつくっています。

鳥たちは吹抜を通じてすべての部屋へアプローチすることができますし、2階の寝室にいても彼らの呼ぶ声や オカメ のパニックもすぐに察知できます。

 

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吹抜に面した手すりで遊ぶ鳥たち

2階は吹抜を見下ろす回廊スタイルになっており、その手すりに鳥たちは止まることができます。 

 

鳥には自分のお気に入りのポイントをつくる習慣があります。

例えば オカメ のクロイなら、キッチンの水栓の上であったり、照明器具のアームであったり。

「ここを使って」 と仕掛けてもうまくはいきませんので、彼らの行動パターンを見て、その場所を清掃しやすいようにしたり、危険なものを除去したりします。

 

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キッチンの水栓の上で羽繕いする クロイ

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ググルはソファの背もたれの上 カバー布は必須

【 ク と ポ は別メニューで 】

ウスユキのペアはペットショップにいた期間が長すぎ、手乗りのインコたちのようには放鳥することができませんでした。

絶対に手の届かない小屋裏の梁組へ行ってしまい、降りてこない可能性など考えて、遊ぶのはリビングとつながるもうひとつの部屋に慣れさせる様にしました。

そこだけは天井が張られていますので、遊びはその部屋で。

 

もう自分たちの部屋として認識している様で、お気に入りのテーブルを中心に好い遊び場になっています。

寝たりくつろぐのはワイヤーシェリフ・ラックの上部の棚。

もっとも見渡しが効く場所ですので、落ち着くのでしょう。

 

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お気に入りのテーブル上に餌場を

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交流戦で緊張気味の ポ

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テーブルで寛ぐ様子

【 思う様にはいかないコト、問題など・・・ 】

コンセプトはどうであれ、やってみるといろいろな問題が明らかになります。

挙げてゆきますと、

・オカメのクロイは吹抜そのものが怖い、上に空間があいているのが嫌いらしい

・オカメのググルは飛んだり着地がヘタで、墜落したり、帰れなくなったり

・ウスユキはプランターの土を食べてしまう

・オカメの クロイ は木をかじる

・水浴び場の工夫に至らなかった

などなど、いろいろありますが、コザクラ と ボタン は問題を起こしません。

ブルーボタンの ココロ は臆病というよりも非常に慎重な性格で、自分で2階へ飛んで上がることはありません。

いまのところ、この空間をもっとも自由に使いこなせているのは ゴールデン の コザクラ、リル。

リルは最初、幼い頃からこの家の住人でしたので、バリアも無いのでしょう。

ウスユキは別として、他の鳥たちはみな引っ越し組。

まさかと思うけど、前の狭い賃貸マンションの方が好かった、とか云いかねません。

 

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吹抜上部の梁から飛び立つのが怖い

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土を食べに行くウスユキ

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2階の手すりから飛び立つのが怖い ググル、平気なリル

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隙あらばかじりだすクロイ かじるなっ!

最も大きな問題は オカメインコのクロイ が木をかじること。

ヒノキですので柔らかくて嚙み心地が好いというのもあるでしょうが、放置するとひどいことになるでしょう。

柱や梁などかじられたら、倒壊の危機。

 

もう一つ、水浴び場は本来、欠かせない要素でした。

理想のイメージはサンルーム、床は排水付きのタイル張り、植物なども置いて、鳥たちが悠々と水浴びと食事を楽しめる場所を・・・

が、間取りの要件からも実現せず、また予算も追いつかず、実現することができませんでした。

鳥たちにとって水浴びはとても大事な事ですので、今後の課題となっています。

コザクラ・ボタン の おチビ隊 だけは キッチンや洗面所など、タイミングが合えば好きなところでやっていますが、もしかしたらオカメ隊は水浴びの儀式を忘れてしまったかもしれません。

だとすれば・・・ それはとても悲しい事です。

 

工夫はいろいろとあるんです。

少しずづ、少しでも彼らが楽しめる空間を作ってゆきたいと、常に考えています。

 

 

水辺の風景 改めて、横浜 2021年11月 第3週 小鳥たちと遊ぶ

マガモ来る    

上流の方から二羽、水鳥のシルエットが近づいてきます。 カルガモだろうと思っていましたが、近づくにつれ少し雰囲気が違うことに気づき、見ていると・・・

おおっ、マガモのペアだ!

 

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マルガモが一羽おりますが、ここでマガモを見るのは初めて。 もちろん私が知らないだけのことカモしれません。

 

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さっそく カルガモ と小競り合い

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こちらは常連の マルガモ

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相変わらず、にぎやかで楽しいところです。

 

 

■河川敷の藪をじっと見ていると・・・ 

次第に目がなじんでくると、灌木やつる草のはびこる ”藪” の中にはけっこう動いてるヤツがいます。 いつも彼らがそこで 藪渡り していることは分かっていて、たいていは スズメ の群だと思いますが、今日は藪の中から シジュウカラ の声がしましたので、じっくりと観察することになったのですが・・・ 予期せぬ出会いもありました。

 

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初見のこの鳥、「アオジ」 でしょうか、撮影も、ここで出会うのも初めてです。 オチビですがデカ目系、ファインダー内で目が合ってドキッとしました。 なかなか美しい鳥です。

 

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スズメiちゃん、冬を迎えるこの季節、ずいぶんとふっくらキレイになりました。 夏場はみんな羽衣が貧相で 「絵にならない」 と嘆いてましたが。 スズメの写真、たぶんライフワークとなるでしょう、素敵な写真をいつも狙っています。

 

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夏場や広い野外のフィールドで、シジュウカラ の姿を写真に捉えるのがとても大変だった事が、ウソのような景色。 いるいる、見えるだけで4羽います。 季節はもちろんあるでしょうが、ロケーションとタイミングが合えば、こんなに撮れちゃうんですね。

 

 

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メジロ のシンプルで美しい羽もよく見れば繊細な美しさに溢れています。 身近な小鳥ですが、魅力がたっぷり。 スズメやシジュウカラと行動を共にしていることが多く、この季節は特に 「混群」 の観察がお薦めです。

シジュウカラとの ツー・ショット が撮れたのはラッキーでした。

 

 

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こちらは午後3時頃、ゴイちゃんの写真。 相変わらず銀杏の樹でお休みでした。

 

 

■11月17日 今井川の小鳥たちと遊ぶ 

相変わらず賑やかな今井川の風景です。

 

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マルも相変わらずここを拠点にしているようです。

 

 

 

■11月16日 今井川の様子は? 

先日の記事で別れを告げた今井川。 早くも改めてお世話になる運びとなりました。 去ったのが 10月27日 でしたから、ちょうど半月ほどの日が経過しています。

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コガモのオス、見事に換羽を終えて冬の羽衣に。 これからがますます楽しい、コガモの季節です。

 

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■11月15日 帷子川の様子は? 

支流の小川・今井川を下り、天王町のあたり 帷子川 との合流地点を目指します。 昨年、この場所で オナガガモキンクロハジロホシハジロ の大きな群れに出会っておりましたので、さすがにこの時期ならばたくさん集まっているだろうと、勝手に想像しているわけですが・・・  居ない、姿なし。 またしても空振りかと、用事のある星川方面へ、今度は川を遡るように進んでゆくと・・・ いたっ!

 

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小さな群れですが、お約束のように3種混合で岸辺に集まっています。 数はこれからまだまだl増えるのでしょう、さっそく再会を祝して撮影。

 

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オナガガモも、まだまだ冬の羽衣が完全ではなく、どこかボサボサした感じ。 そんなことはさて置きまして、特に オナガ とは今季の初顔合わせ、まずは撮影です。

 

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野鳥を見に 2021年11月・第1週 シーズン到来・久しぶりのホームフィールド

 ■11月14日 加勢川をのぞいて見る  

普段は車で通りすぎるだけのことが多いポイント。 遠目にも水鳥が集まっている様子が分かるくらいでしたので、車を停めてチェックしてみてびっくり。 けっこういろいろな鳥がいるし、ヨシガモの姿もありました。

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ヒドリガモマガモカルガモコガモ。 それに オカヨシガモヨシガモオオバンカイツブリ の姿もあります。 

 

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見上げる空、ああ、上空を群れが行くなぁ・・・ って、何だろう、この鳥は。 この飛影、羽先の白い部分・・・ もしかして タゲリ

14~5羽の群でしたが、いったいどこへ向かっているのか知りたい。 出会うもんだなぁ、こんなところで。

 

で、空ばかりを撮影。 まあ見ていると、けっこうな飛影が通過するものです。

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 ■11月7日 ひと足のばして 和白干潟 へ  

ずっと訪れたいと思っていた福岡の海辺。 熊本の方ではあまり見られない スズガモ や ホシハジロ 、そして キンクロハジロ。 うまくゆけば アイサ などにも出会えれば・・・ ということで、コロナ禍の移動自粛でなかなか訪れることもできなかった福岡へ。

 

まずは無計画に 和白干潟 を訪れましたが、ここでは車の止めどころがわからず、寄り付きがけっこう大変でした。 結局はタイミングで空いていた時間貸の駐車場へ止めることができましたが、住宅地に点在する駐車場は台数そのものが少なく、停められたのは幸運だったかもしれません。  

 

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砂洲に集まっていたのは ウ の大きな群。 よく見ると オナガガモ などもけっこう居た様です。 大群という感じではありませんでしたが、カモの種類が多く、久しぶりに出会う ヨシガモ など、羽衣が不完全な姿ながら楽しませてくれました。 

 

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オナガガモカルガモマガモヒドリガモヨシガモハシビロガモ

 

 

 ■11月7日 大濠公園 海ガモが見れるというので・・・ 

この公園では海ガモが見れるという事なので、せっかくですのでチェック。 しかしまあ、熊本でもそうですが市民公園、休日は鳥見には向きません。 それでも悠々とくつろぐ ホシハジロキンクロハジロ の群。 夕方に近い光の中、撮影を楽しむことができました。 

 

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オマケのマガモ写真は橋の上から撮影。 マガモをこの距離で撮影した経験が無かったのですが、逃げません。

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 ■11月5日 江津湖の風景    

今冬季はじめて、久しぶりに訪れた江津湖はすでに賑やかな冬の景色。 ヒドリの鳴き声、オオバンの鼻声にカイツブリの奇声。 

やってるやってる、ヒドリとオオバンがエサを取り合う景色も変わりません。

 

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突然、ヒドリガモたちが飛び立ちます。 そして大きな樹が湖面を覆う、湖の狭い一隅へ集まってゆきます。 いったい何事かと思いましたが、その理由はすぐに分かりました。 見れば上空をゆっくりと 猛禽類 が旋回しています。

 

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ミサゴ ですので、そんなにカモたちが慌てる事ではないと思いますが・・・、怖いものはコワいですね。

そのミサゴを単騎、け散らしにスクランブル発進した鳥がいました。 それは カラス。 チームプレーであたるならともかく、単騎で突っ込んでいく様は勇ましい。 

 

 

 ■11月3日 横島干拓地・去年もここから始まった。 

今冬季はじめて、久しぶりに訪れた横島干拓地。 干拓地へと切れ込んでい行く道すがら、「そうそう、去年初めてここを訪れた時、ちょうどこの辺の収穫が終わった畑で ケリ を初めて見たところから野鳥の旅は始まったんだよね・・・」 などと話しながらドライブしていたわけですが、そう、ホントにちょうどこの畑で・・・ って、いるじゃん、ケリ!

 

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二羽が観察できましたが雰囲気が異なるのは、親子でしょうか。 下の写真、目が黒っぽいのが若鳥、もう一方は親鳥とみました。

 

こちらはカラスの写真を2枚。 二枚目に掲載したのは ミヤマガラス かと思いますが、小柄で嘴の形状や付け根の雰囲気、頭髪の感じなども違います。 

 

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最近のクセでどうしても飛んでいる姿が撮りたくなってしまいます。 写真はマガモの飛翔。 当分はこの調子で撮り続けると思います。

 

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 ■11月3日 白川・水辺のの風景    

最後は白川で撮影した写真。 三羽のオオバン砂州を行く様子がなんだか可笑しくて、思わず撮影してしまいました。

 

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水辺の風景 10月末 今井川に別れを

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ホームフィールドの熊本を離れ、ここ横浜を訪れたのはまだ夏も盛りの 8月10日 のこと。 それからもう三か月に近い時間が流れました。 季節はいつしか秋に変わり、冬の予感すら漂います。

鳥たちの姿を追い、撮影し、「水辺の風景」 という記事を通じて記録を残すことができました。 わずか三月でも、世界は驚くほど移り変わってゆきました。 

 

 

●小さなホットスポット   

テレビの番組で 「ホットスポット」 という言葉を用いていましたが、私が観察し続けたこの地は、ある意味それではないかと思っています。 それこそ種類を数えれば 20種を超えるかどうか程度のことかもしれません。 が、私には充分な種類ですし、ごくごく限られたこの小さな 「流域」 のフィールドだけのことと考えますと、鳥たちに出会う確率は、恐るべきものです。 

このエリアで川は、ちょうど天下の大動脈・国道1号線に並行し、宅地・1ブロックを隔てた位置を流れています。

国道には街路樹が整備され、対岸さらに奥には悪名高い 「開かずの踏切」 を配するJR 東海道・横須賀・湘南新宿ラインその他の走る大動脈が通っています。 その奥は傾斜地となり、社寺の杜などそれなりに奥行きのある森となっています。

山には 「山の鳥」 がいるのだと思いますが、私はあまりよく知りません。 私が意識できるのは傾斜地やその裾にある林の辺境で見られる鳥たち、例えば オナガヒヨドリ などの鳴き声は、遠くからいつも響いてきます。

国道の街路樹や電柱、両サイドの中高層建物で見られる鳥も決まっていますが、もちろん カラス や ハト たちが中心で、時にムクドリが集います。 ハッカチョウ は殆どがこのゾーンで見かけています。 

 

多くの鳥たちが川筋に沿って移動しています。 サギ や カモ たち、それに カワセミ も同じです。 カワセミは低空飛行ですが、鳥たちが上空を飛行する時、水路を道しるべとしていることは疑いようが無い気がします。

私が観察の起点としていた場所はちょうど 鳥たちの交差点 のようなもので、フィールドを移り動くラインと、河川を上り下りする動線の折り合う場所でした。

 

改めて今回の滞在中に出会った鳥を記載すると、こんな感じです。

アオサギカルガモハクセキレイコサギ・スズメ・ハシボソガラス・ハッカチョウ ・ムクドリキジバト・カワラバト・ツバメ・コガモイソヒヨドリオナガメジロシジュウカラカワセミキセキレイヒヨドリゴイサギコゲラジョウビタキ

散策は毎回30分ほどの僅かな時間でしたが、日々の日課としていたことで 定点観測 の面白さを感じることができました。 

 

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いつもそこに居て、楽しませてくれる猫たち

 

 

●再会、そして動き出す季節  

9月も半ばを過ぎた頃、待望の カモ が飛来します。 先鋒は私の大好きな コガモ。 まだまだ ”みんなメス?” みたいな状態ですが、自前のカモ図鑑に エクリプス を掲載できることに気付き、他のカモもそうですが、これはチャンスかもとココロ躍りました。 コガモの飛来により、それまで カルガモ しかいなかった水路がほんの僅かに賑やかさを増します(かなり地味に)。 季節の移り変わりを大きく感じる出来事でした。 

 

そして庭木の広葉樹がだんだんと秋色に染まり出す頃、私をとにかく楽しませてくれたのが シジュウカラ。 広いアウトドア・フィールドで シジュウカラ を撮影するのは意外と難しく、苦戦を余儀なくされることも多いのですが、ここでは簡単とは云わないまでも、出会いも多く、また日頃観察していることで彼らの好む庭木なども分かってきて、本当に楽しかった。 ピー・ピー・チャー という鳴声からその姿を探すのが日課になっていました。 

 

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10/27、横浜を発つ日。 今日はいつもよりも少しだけ早く散策に出て シジュウカラメジロ の姿を探すいつもの場所へ。 樹上を目で追いますが、それよりも下の方、ちょうどフェンスのあたりの高さ・・・ 視界を横切ったのは 明るいく美しい栗毛の羽衣。

ジョウビタキ!” 

 

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そういえば前冬にもココでよく出会うメスがいたなぁ、君だった? おかえり。 どうでしょう、この相変わらずの人懐こさ。 私とはちょうど入れ替りだけれど、また一つ、確かな冬の報せが届きました。

 

ありがとう鳥たち、ありがとう今井川。

 

■撮影地 : 横浜市 保土ヶ谷区

 

 

水辺の風景 2021年10月・第4週 再会

 10月23日 再会、ふたたび。    

晴天の日曜日、久しぶりに少し足を延ばしたのはいつもの今井川が本流・帷子川と合流する地点。 もしかして渡りの連中が帰ってきているカモ?

キンクロハジロホシハジロ、そしてオナガガモ。 高鳴る鼓動を抑え、訪れてみて・・・ 残念。 まだどなたもいらっしゃいませんでした。

 

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近頃は今井川の川辺で見かけなくなったイソヒヨドリ。 街中ですが相変わらず美声でさえずっていました。 あれだけの声で鳴いているのに、道行く人々がまったく足を止める事すらしないのが、私には不思議。

 

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例によって収穫無しの帰り道は、長い。 そしてようやく辿り着いた駅近くのゾーン。 以前はここで ホシゴイ を夢中で撮影していましたが・・・ !!

あの時とまったく同じ木、同じ場所。 真赤な眼のゴイサギが眠そうに留まっています。 確証などありませんが、あの ホシゴイ が成鳥・ゴイサギ の姿で私の目の前に。 今回の保土ヶ谷滞在中、何度か訪れては探していたものの、出会う事のなかったゴイちゃん。 私には嬉しい出来事、木の中であいかわらず撮影しにくい。 この時間じゃ、ねむいね。  

 

 

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気を取り直して、散歩のスタート地点、いつものフィールドへ。 逆光でどうかなと思いましたが、キジバトが水浴びに来たので撮影。 何が気になるのか、半端に終わらせて飛び立ちました。

 

 

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やっと捉えた、コゲラ。 結局、遠出するよりもいつものフィールドで多くのトリたちに出会います。 いることは分かっていたコゲラ、今日は少し近くで撮影ができました。 相変わらずチョコチョコと動き回って追うのが大変ですが。 

三枚目の写真、撮っている時は分からなかったのですが・・・ 写ってる、幻の赤い羽根! こんなコトが、かなり嬉しかったりします。

 

 

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こちらは同日・夕方前、3時頃の写真でまだ始動せず。 そこは Night Heron。 まだ水路に降りてないかと失望しましたが、見ている間にごそごそと動き出しました。 すわ出動かと身構えましたが、場所を少し下方に移してまたお休みとなりました。 小うるさいカメラマンに嫌気がさしただけカモ。

 

 

 10月23日 再会     

 

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やあ、おはよう。 目が合っちゃったね。 

君のその優しい眼差し・・・ 思い出したよ。 去年の冬、ここに来た時に一度会っていたんだね。 

先日 「カルガモマガモ・メスのハイブリッド」 などと書いてしまったけれど、君の頭はこれから少しづつグリーンに変わってゆくんだね? そう、つまりハイブリッドのオスのエクリプス、ってことだ。 君の世界はなかなか難しい・・・ といっても勝手にヒトが分類してるだけなんだけどね。 

あの冬、そして今も、君にどれくらい救われたか、伝えることができないのがもどかしい。 また会えるかな? 元気で、頑張れよ。

 

 

 

 10月21日 君の名は? 水中編  

本日は水の中。 この魚群、そこかしこにこのくらいの群がうごめいています。 川辺で写真を撮っていると、私がネーチャーリストに見えるのか、通りがかりのヒトによく質問されます。 「あの魚、何?」 「・・・何でしょうね」

調べてみると、どうも ボラの幼魚 ではないかと思います。 市が川に魚道を整備するなどして、吃水域から遡上してくる魚が増えた・・・ そんなことではないでしょうか。 ざっくりで体調が 10センチ超、けっこうな数であることは確かです。

 

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 10月20日 天気晴朗、トリ多し  

快晴。 鳥たちの気配もそこここに満ちています。 「明るい」 というのは撮影にとってこの上ないアドバンテージ。 上ばっかり見ていて水路の水鳥に目がいってません。

 

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朝の光の中、壁にもたれかかり半眼に佇む姿。 老いた道ネコの姿に菩薩を見てしまいました。

 

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電線シリーズ? 今の季節の主人公は ヒヨドリシジュウカラ。 カラはいったいどうやってそんなところに止まってられるんでしょう。

 

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ぜひキチンと撮ってみたい シジュウカラ の美しい羽根。 無念にもピン甘し。 前に枝とかがあるとほぼ失敗に終わります。 とはいえ中空だとピントを合わせる事すらできません。

 

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撮影機会が増え、小鳥たちの表情も写真に収まるようになってきました。 

 

 

 

 10月19日 これと云って無い一日  

この日の朝は、雨と云うほどでも無いまでも、雨。 小雨。 ということで、朝の散歩をさぼり、昼休みに散歩。 ヒヨドリの声、小鳥たちの気配、普段と変わらない昼下がりの様子。

 

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ほとんど ”毎日の定点観測” といえるような状況ですが、季節の移り変わりを鳥たちの種類の変化でこんなに感じることができるとは、思っていませんでした。 現在は ヒヨドリ に頻繁に出会います。 彼らは常に大きな声で鳴きますので判りやすい反面、電線の上などが多く、木に留まる姿を撮影する機会がさほどありません。 いつも鳴いてるので、口を大きく開いた写真が多くなります。

 

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先日見かけた コゲラシジュウカラ やスズメと行動を共にしていないか見ています。 が、今のところその気配なし。 

 

 

 10月18日 見るからに不思議だな。  

週末は小雨模様で散歩もできず。 本日は快晴の清々しい朝でしたが、気温がいきなりグッと下がりました。 

川辺を訪れてみて唖然。 見渡す限り カモ たちの姿がありません。 何故? 気温? まあ・・・そんな日もあるさ。

 

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キジバトが電線の上でストレッチをしているところですが、改めて写真で見ると不思議な感じ。 ここまでまわるのは キジバト くらいでしょうか。 もっときちんと撮影したかったデス。 キジバトの写真も、まだまだデス。

 

 

水辺の風景 2021年10月・第3週

 10月16日 憧れの絵は  

「憧れの」 などと云うのも大げさですが、一度は撮りたい 「定番の構図」 ってやはりあります。 今日、突然あたりましたが・・・ 遠すぎ暗すぎ。 こんなもの掲載してええのんかい? とも思いますが。

 

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ヒヨドリのこの行動、実際にはよく見かけますし、また機会もあるでしょう。 でもここはダメだな、近づけない。

 

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川辺にもヒヨドリがどんどん増えて来ているので、何も電線写真などと思うのですが、ついとってしまいました。 

 

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コガモは近くで撮影。 羽衣の変化が無いかなど、せっかくですので見続けてみていますが・・・ どうでしょうか。 

 

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恥のかきついでに、こちら。 今朝がた寝ぼけた頭に浮かんだ音の記憶、夢か現かもわからない曖昧な記憶だったのですが、そういえばどこかで コゲラ の 「ジーーー」 という声を聞いた気がしていて。 で、本日はホントに声が掛かり 「やっぱ居たんだ」 と喜んだのはいいけれど、撮影できず。 いわゆる 「証拠写真」 を掲載して今後に備えます。 

 

 

 10月15日 再会  

先日の台風から後、出会う事の無かったカワセミ、久しぶりに再会。 大きな被害は無く、また川の増水もごく一時的なものでしたが、何かのきっかけでテリトリーが変わったり、餌場を変えたりということもあるでしょう。 これからまた出会えるのでしょうか。

 

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 10月14日 混群と遊ぶ  

「群」というほどでは無いにせよ、これまででは数の多い小鳥群が盛んに動き回っていました。 距離も近くなった気がします、逃げない。 後から写真を見ると 「もっと良く撮れたろうに」 と反省しつつ。

 

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夏のスズメは羽衣が貧相ですが、すこし福良としてきたでしょうか。 頭髪が未完成な感じですが。 

 

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メジロは日増しに増えてゆきます。 たくさんいるところも撮ってみたい。

 

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本日のカラ。 ヒヨドリとのツー・ショットは、まずヒヨがいて、そこにチェックで飛び込んできたのがカラ。 ヒヨドリの方が強いと思うけど、ビビッてません。 強気。

 

 

 10月13日 今日はこれかな。  

 

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大モノをゲットしたように見えるんですが・・・ すでに中身の無くなった殻です。 どこかの家の屋根に持って行きました。 たまに 「何でこんなところにカニが?」 みたいなこと、ありますね。

 

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同じ場所で頻繁に出会うようになった、キセキレイ

 

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本日のコガモ

 

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ハクセキレイ、やたらと近いところなのに更に近づいてきて・・・ この後にピンボケとなります。 距離にして1.5メートル。

 

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みなに愛されている、道ネコ。 おとなしいのですが、頑張ってましたので数枚いただきました。 クロもなじみのネコなんですが、目力であっけなく場をゆずりました。

 

 

 10月11日 青空。  

 

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定位置、しょっちゅう留まる場所。 ああ、青空。

 

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電線のメジロとか、もう撮るのやめよう。

 

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今日のシジュウカラ

 

 

■撮影地 : 横浜市 保土ヶ谷区