水辺の風景 2024年4月7日 干潟に集うトリたち

 

満潮の時刻を計ってお隣の県、東与賀を訪れました。

今季初めて体感する シギチドリ で賑わう干潟の景色。 これまでにも出会っていたかもしれませんが、大きな体に長く湾曲したクチバシが特徴の ホウロクシギ を見ることができました。

 

 

トリたちは潮の加減に合わせて場所どりを少しずつ移していきますが、だいたい決まったレイヤーがあります。 体の小さな ハマシギ などが手前に、そして ダイゼン などが来て、その奥に ホウロク や ダイシャクシギ など、少し水に脚をつけるくらいで集まっています。

 

 

干潟で楽しみなのは ハマシギ の群。 きっかけが何かはわかりませんが時おり一斉に飛び立ち、海上を巡っては舞い戻ります。

 

 

ズグロカモメ などは潮が引いてすぐの干潟に顔をのぞかせる水生生物を低空を舞って探しますので手前の方に多く、クロツラヘラサギ や大きな カモメ たちは水の引いた比較的に観察者から近い場所で羽を休めています。

ここで多く観察できる ダイゼン。 パキッとした白黒の夏の羽衣にはもう少し、まだ中途半端な姿ですが、いつも見飽きず撮り飽きないヤツです。

 

 

カモメ は 「カモメ」 としてしまうのですが、大きな体をやすめているのは、リファレンスしてみると セグロカモメ という種類か。 他に ズグロ が多く見られますが、行動はまったく異なります。

 

 

はじめは気付かなかったのですが、流れ着いた木には コアジサシ が羽を休めていました。 今季初めて出会いました。 そういえば前シーズンにコアジサシを多く観察できた造成地の空き地は工事が進む様で、多くの工事車両なども見られました。 子育てシーンなど見られるかと楽しみにしていたのですが、ダメかな。

 

 

離れて遠く、ツクシガモ の群が見えます。 この日は 4月7日、もうそろそろ北へ帰る頃でしょうか。 クロツラヘラサギ の羽衣にもずいぶんと黄色が目立つようになっています。 

日々のスナップ 2024年4月初め スナップの眼

 

近ごろカメラレンズをお取り扱いのショップで、特にオールドレンズが多く扱われているのですが。 そこにレンズごとの 「作例」 が多く掲載されておりました。 つらつらと眺めていて 「このヒト・・・ スナップ撮影が上手だな」 と感心してしまいました。 

ここ数年というもの、どうも自身の眼が 「野鳥を探す望遠」 になってしまい、何でも、そう・・・「気軽に切り取る」 という眼が無くなっていました。 それと、広角の眼も。 

努力してやるものでも無いので、あとは普段の心持ち。 レンズは何も超望遠だけでは無いのだし。

 

 

などと考えていると、またスズメが寄ってきて、つい撮ってしまうのですが。 ただ、少し考え方を変えてみれば、スズメの撮り方も変わってくるかもしれない。

そういいつつも、手にしているのは -300ミリ ですので、今回は望遠スナップ。 このレンズは長玉なのにけっこう近くでもとれるので、マクロ的にも使えて便利。 最近気付いたのですが。 

 

 

カゴの中でまどろんでいるところをスナップ。 コバトはまどろんでいませんが。 

この日から H2s が加わりました。 AF がトリたちの眼を捉えてくれるのは、結局のところ楽ちんです。

 

 

 

日々のスナップ 2024年3月末 家で。

鳩モチーフのアイアン作品

平日もそうですが、休日もなかなか家で過ごす時間はとれません。 そういえばしばらく家の中でスナップも撮っていなかったな。 

家の中はいつしか自分の好きなもので溢れ、心が落ち着く場所になっています。

 

2階・廊下のフィカス

フィカス、いわゆる ゴムの木で、この種は新しく出た葉の赤が美しい。 もう何年でしょう、長い付き合いです。 どうしても伸びすぎてしまうので、数年に一度はバッサリと詰めます。

 

階段に掛けてある カナディアングース の博物画

家の中に飾っている多くの絵や版画。 好きなものばかりですから、ゆっくり見て回るのは美術館のようで楽しい時間です。 

 

今季、冬鳥のシーズンも終わりですが、振り返ればグースのシーズンでした。 伊豆沼で10万羽を体感したし、それこそ近場に飛来した マガン にも会うことができました。 グースへの憧れはそれこそニルスからだと思いますが、このカナダ雁を見てみたいという気持ちが、それこそ鳥見の趣味よりずっと先にありました。 イギリスなどでは公園でも普通に見れるようなトリらしいですが、もうロンドンへ行くことは、無いかな。 また伊豆沼を訪れ、カナディアングース によく似た シジュウカラガン をもっと見てみたいと思っています。
 

Decoy Sumicron 90/2

キャビネットの上に飾ってある Decoy はたぶん ホシハジロ。 アンティーク家具と調和して好い雰囲気に。 オールドレンズ、ズミクロン90ミリで撮影。 

 

レンズ・・・ と云えば。

あの頃・・・ もう30年近く前とは驚きますが M3 でモノクロを撮り続けていました。 当時すでに クラシックカメラ でしたが、薄給ですので Leitz のレンズは何を買おうとしても高価。 それでも彼女のポートレートがも撮りたくて購入した90ミリは Elmar 4cm でした。 ズミクロンには手が届かない。 

エルマーはズミクロンに比べれば開放付近ではふんわりとした描写で、ムキになってそこを使っていた感じがあります。 イルフォード・RCペーパー への焼付けは自分でやっていましたが、部屋を暗室にして夢中で焼き付けていると、すぐに夜明け前に。 今にして想えば何とも懐かしい時間です。

それでもズミクロンは憧れのレンズで、ナケナシの給料をはたいてメガネ付きの 35ミリ を購入したけれど、あまり使わなかった記憶があります。 終盤の頃、M3 のために頑張って入手し、いつも持ち歩いて使っていたのは Summarit 50mm でした。   

 

銀塩の時代は終わって、死蔵は可哀そう・・・とすべてのカメラ・レンズを手放してしまったのに。 この期に及んで買戻しとは。

となれば、あの頃使ってみたかった ズミクロン90。 どうやら現代でも十分に通用する解像度と発色。 エルマーのカラーは・・・フィルムではちょとぬるくて使わなかったことも、思い出です。

 

Leica M3 / Summarit 50mm F1.5 当時の愛機

LOLLEI CORD Vb

そういえばニ眼の ローライコード も楽しかった。 それまで35ミリしか使っていなかったので、6×6 の解像度と正方形のフォーマットは新鮮なものでした。 決して使いやすいものではありませんでしたが。

 

 

亀甲竜はじきにシーズン終了か

愛用した機材を思い出してノスタルジックな気分ですが、写真のグリーンはトイレの窓辺。 FUJI の 16/1.4 で撮影・・・ ってなことは、もういいか。

枝は蔓が這うことができるように添えてあるだけで、別もの。 この植物は冬場が生育期という変わりモノ。 冬の間、日々の生活に目を楽しませてくれました。 惜しむらくはすべての葉っぱが外へ向いてしまうこと・・・でしょうか。

 

 

 

ハトのオブジェは以前よく通っていたショップで一目ぼれして入手したもの。 確か当地の作家さんの作品と聞いたような気がするのですが。 今でこそ 「アイアン」 なんてジャンルが確立していますが、子供の頃から 鉄 が好きでした。 鉄と云わず、他の金属でも好いのですが、重たい塊には妙な敬意を抱きます。 

しばらく飾らずに脇に眠らせていたのですが、先日ふと窓際に持ち出して眺めた時、光を受けて美しく輝く様子に衝撃が走りました。 これは・・・ きちんと飾りたい。

若くして逝ってしまった ウスユキバト の ラリク、ヒナから育て空へ返したくーさん。 美しく優しいハトたちに想いを馳せます。 

 

ガーデニングショット 2024年3月末 春庭の記録

クレマチス・マクロペタラ

例年ブログに 「春庭」 を記録していますが、庭が心から楽しめるのはホントにこの時期だけ。 連荘猛暑の夏は地獄だし、春だってこれからすぐに虫との戦いになるし。 冬は・・・寒いし。 

 

 

昨年から迎えた クレマチス 。 新枝咲きだか旧枝だったか・・・すぐに忘れてしまいます。 冬季は生きているかどうかも分からないし、誘引も思うようにならないし。 こんなにいい加減で来季はどうかな?・・・と思っていましたが、春先のきざしから芽吹いてあっという間に生育、マクロペタラ が一番に花を咲かせました、嬉しい。 この色、姿かたち・・・私としては理想的な美しさです。

 

原種系チューリップ

ティラレア と ネモフィラ

ネモフィラ はナーセリーショップで例年見かける花でしたが、今季初めて庭へ迎えました。 開花しだして仰天・・・ 見くびっていました。 ものすごくパワフルに花を付けます。 ここへ来てそろそろ花ガラを摘むのが大変ですが。

西洋オダマキ

可憐なオダマキ、これまでも幾度かチャレンジしていましたが、盛夏がきつく弱らせてしまうのが通例でした。 これはちょっと怪しい雰囲気の品種で、秋ごろについつい、また手を出してしまいましたが、これまでではもっとも良い状態で開花。 品種名は忘れましたが、花はみな下向きですので地味。 地味花好きですのでぴったり。

 

ボリジ

この花は食べられるとかで(食べてみたことありませんが)ショップではハーブコーナーにまれに出てくるもので、一年草。 去年は鉢植えで育てるも途中で失速してしまいました。 今季は苗を寒い時期は鉢で養生し、温かくなってきてから花壇に地植えしました。 ここ数日で花茎が伸びあがり、開花。 ミツバチが喜びそうな花です。 

 

ラベンダー

フレンチ系

フレンチ系

ラベンダーはそれこそ今の時期、ショップに大量入荷して賑わいをみせていますが、当地での多年栽培はけっこう難しかったりもします。 特にイングリッシュはきついかな。 

フレンチ系で花壇に植えて株の成長を見守っていたものがありましたが、横の樹木が上を覆ってしまって弱り、一度枯らした経験があります。 今季は鉢植で我慢させていたものが、ここへ来て開花していますので、しばらくは楽しめそう。 

 

植え放しのアネモネ

ヒューケラ

色変わりの新種ラッシュもいくぶん落ち着いた感のあるヒューケラ。 育てやすく、美しいカラーリーフをいつでも楽しめます。 ついつい寄せ植えに使いたくなることもあって、この冬場にやむなく手を入れなければならなかった株などが少し傷んでしまい、様子見のグループに席を置いていたのですが、春。 見事に葉を刷新し、今は次々と花を上げていきます。

 

アジュガの花

ロシアンオリーブ満開

毎年その香りを楽しませてくれるロシアンオリーブですが、あまりにも樹形が偏ってしまい、やむを得ずとても大きな手入れをしました。 バッサリといきましたので、このまま弱って枯れてしまうのではないかと心配していましたが、いつしか葉は新しく入れ替わり、そして開花。 毎晩、帰宅して玄関のあたりに立ち込める芳香につい足が止まります。 

 

ヨーロッパブドウも芽吹き

今季、というかこの冬の期間。 スミレが好きですので種類も、株数も多いのですが、このチョウの幼虫はスミレ専門で、例年苦労が絶えません。 あまり干渉しないように努めていますが、鉢植えに取り付かれてしまうと、だいたい地上部が全滅となります。 

それはさて置き、だいたい冬場は・・・それこそ寒期は活動を停止して姿を消すのが

普通ですが、この冬は違いました。 それこそ寒い日が続けば彼らは活動を休止していわゆる冬眠状態になりますが、すぐに温かくなり活動を再開します。 圧倒的に暖かい冬だったということなのですが、それが本格的な春を迎え、パワー全開。 この調子だとスミレの株たちは再生が追い付かないかもしれません。

ハチたちも、さっそく始動。 はやくも巣材をあさっている感じ。 この時期は女王バチの単独行動が多く、攻撃性も見られませんが、とにかく忙しそう。 せっせと木材をかじりだしたら危険信号、巣づくりを阻止すべくチェックも忙しくなります。

 

常に活動中、冬が無かった・・・

早くも始動、今季も大変

 

アメリハナズオウ・フォレストパンジー

お隣さんに スオウ の樹があり、いつもそちらが先に開花します。 まず花が咲いて、その後で美しく色付いた大きな葉が出ます。 

 

この時点で新しい葉が出ていないのは イギリスナラ の類。 コンコルディア も アトロプルプレア ももう少しのところ。 例年こんなに遅かったっけ?・・・と不安になります。

 

ポピーは花があっという間に散ってしまう・・・

ニゲラがコボレ種から庭のあちらこちらで顔を出していますが、どれも小さくて花まではどうか、という感じです。

昨年くらいから少しずつ庭に入れた一年草たちは逞しく、コボレ種から芽吹きます。 今季その代表は 黒いポピー、そこここで花が咲いていますが、株も花も小さめです。 肥沃な花壇やプランターで育てたものとはサイズが違います。 

さて、花の終わったミモザは剪定しなければなりません。 今季は腰痛で作業がどうにも重たい。 

 

窓際のクロ。

庭作業をしている私を見つめているのは オカメ の クロイ。 

水辺の風景 2024年3月31日 港周辺の散策

出航するフェリーに群がるユリカモメ

 

改めて、港周辺にて。 いろいろ気になることばかりで休日となると見ておかなければという強迫観念に駆られます。 

季節の移り変わりは記録としているこのブログで過去をたぐるのですが、去年この頃にはじめて ツリスガラ を観察していたポイントは、ヒトの手が入っていてブッシュがかなり小さくなっていました。 今年はダメかな。

前回見つけた モズ の巣作りポイントは再訪するも気配なく、こちらも残念。

 

まずはカンカンを確認するために港湾エリアへ足を運びます。 潮は満潮の少し手前くらい、数は少ないですがこの日も2羽を見ることができました。 この日の撮影は導入したばかりの三脚を ”できるだけ使う” のシバリで臨みます。 撮影もできるだけ 「AFの 鳥 + トラッキング + コンティニアス」 を使用。 

三脚は使いやすくて良かった。 やはり安価なものは仕様もそれなりってコトでしょうか、思い知らされました。

AF は評価の難しいところ。 まず「群」はダメ、ターゲットが絞れない。 二兎を追うものは・・・どころの騒ぎではありません。 水面上での鳥トラッキングは鳥認識の無い T4 よりもはるかに精度が上がっている気がします。 三脚を使う場合、できればAFまかせで撮りたいのが本音です。

 

逃げるべきか・・・ 考え中のホシハジロ

シラサギの目元はミントグリーン

クサシギ か、タカブシギ か・・・ それが問題。

カモメ、この羽衣は若鳥か。 大きな獲物を口で軽々と。


餌の魚を持って飛び去るカモメ、茶の斑羽はまるで猛禽類のよう。 ミサゴもびっくりの大物をゲットしていますが、どうやって捕ったのでしょう。 泳いでいる魚を捕まえるスキルは無いと思いますが。


カルガモ は・・・もちろんロケーションもあるのでしょうが、いい加減に撮っても何故か写真に好く映る被写体と感じます。 その反対にどうしても、いつも精細な撮影ができないのが特に遠距離の カワラヒワ。 この時は時間もありましたので、手を変え品を変え撮影してみましたが、まったくダメ。 精細な像を結びません。 そう感じるのは私だけなのか?

 

■撮影地:熊本市 

トリ撮用の三脚 2024年3月23日 超望遠と動画に使えてカラダにやさしいモノを・・・

これまでも三脚は用意していましたが、どうにも使いこなせずにここまできました。 APSC の機材システム、35ミリ換算で焦点距離・約1.5倍はフルサイズに比べれば少しは軽めのはずで、これを基本 ”手持ち” でサラリとこなすのが理想でした。 

三脚はどうも面倒で苦手、まじめに向き合うことがなかったのですが。

 

使用している 600ミリ のレンズも同クラスの一般的なものよりもかなり軽量のはずで、手持ち撮影にも向いたものでした。 それでも、まあ重いっちゃあ重い。 カメラと併せて2㎏オーバーですがあたりまえのレンジ、まあ振り回してはいました。

なのですが・・・ 昨年末にヘルニアの診断、徐々に改善するも、また少し前に長時間睡眠をとった目覚めに再発。 さらに今度はヘルニアで痛みとシビレの右足腰とは反対側、左の肩に激痛が走り、ついにノックアウト。 

左・・・ といえばレンズを振り回すウデ・・・ トホホでした。 前回は飛び立ったクロツラヘラサギ に向けて瞬時にあおることも出来ませんでした。 

相方曰く 「しばらくその白レンズはやめたら?」 

しごくもっともなアドバイスですが、鳥見に行ってそこにある600を放棄し、300で我慢するのはとてもムツカシイです。

 

だから、という事でもないのですが、これからできるだけ撮影は三脚で、出待ちする時間もとにかく三脚にセットして手に持たない。 購入のこじつけ理由としては我ながらナイスなアイデア

 

購入した Leofoto の三脚

しかし・・・ 三脚ってこんなに高価なの? 改めて眺める三脚市場は青天井の気配。 何が違う?

たまに使用していた三脚は家電屋さんで安価なものを購入した経緯がありました。 軽量でしたが、機材が重くなるにつれクイックプレートが何だか信用できないのと、それと、水平出しの面倒くささに辟易していました。 フィールドに出てフラットなロケーションでの撮影などはあるはずも無く、脚の長さを調節して水平を出すのがとても嫌な作業。 重量級の基材では合わせても締め付けても微妙に動くのでコト成らず、嫌気が差していました。  

それとは別に前向きな入手理由は前季、海岸でシギの群の動画を撮影したのが本当に楽しい経験で、写真とはまた別に動画を撮れる三脚(雲台)が欲しかったことも、今回購入の理由でした。 いわゆるビデオ三脚を見ていて、そして行き着いたのがこの製品でした。 

 

使用はこれからで、使ってみればまたいろいろあるのかもしれませんが、この三脚はどうやら三つの脚で水平がでなくとも、ヘッドの部分(雲台の下)で水平が簡単に調節できる。 カウンター・バランスが利くので重い機材をセットした後でも軽く滑らかにカメラを動かせる。 カーボンの脚も、取り付けのプレートも剛性や精度を感じるもので、心強い。

届いた製品をさっそく試してみて・・・ なるほどこりゃ楽だ。 それに意外とコンパクト。 いわゆるエレベーターの機能を付けない事で、最終の高さ調整をチョイとはできないけれど、得るものは多い・・・ そんな製品でした。

 

早く600ミリをセットしてカウンターバランスなど見てみたいけれど、いまは白いレンズに手が伸びないのは痛みの恐怖感から。 ほんと、嫌になる。

 

水辺の風景 2023年3月17日 港周辺・春の風景

 

祝日、曇まじりの晴天とはいうものの、凄い風。 吹きさらしの海辺の風はまた格別で、望遠レンズを構えてもなかなか定まりません。 

いつもの港周辺を巡るコースですが、春の気配が見られます。

 

 

モズ を見つけてしばらく撮影。 例により後の写真整理で気付くのですが、枯れたススキ葦藪の中で動き回っていたのはどうやら巣づくりのため。 よく見ると茎や穂枝などをちぎり取って巣床をつくっていることがわかります。

場所が分かってしまえばシメたもの、今後を見守ることができます。 すぐやめちゃって、次の場所・・・てこともままありそうですが、次回また訪れるのが楽しみ。

 

 

 

クリークにはまだ ホシハジロキンクロハジロ の群がたむろしています。 近い場所に車を寄せての撮影、はじめは少しソワソワしますが、その後は私たちを気にすることも無く日常に戻ります。 キンクロ・オス はもう冠羽が伸びきって、ことさらユニークな表情。 

 

 

いつも欠かさず見渡す堤防からの風景。 潮が引いて干潟が現れていきます。 水際は徐々に沖合へ移動していき、遠く、潮が浅く残る水際に多く見られるのは真っ白な カモメ たち。 ユリカモメ か ズグロ かはわかりませんが、もう頭が真っ黒なのも見られる春の景色。 ユニークなマスクマンたちをもっと近くで撮影する機会は無いかと思うのですが。

 



 

毎回、彼らクロツラヘラサギに出会うわけですが・・・撮影には苦戦中。 この日の撮影も、どうしても上がりフワフワのピント無し画像になってしまう中、シャッタースピードを落としてISOを上げる方向に調整し、やっとまあまあ見れるものが数枚。 そのかわり、SSを落としたまま突然訪れたテイクオフの撮影はぬるいものに。 

写真は難しいな。

 

 

水を張った耕作地には カルガモ と ツクシガモ。 この風景が見られるのもあと少しの間でしょうか。

ヘラサギ は若鳥か、単騎で遭遇。 群はすぐ近くに居るんだから合流しなさいな。

 

■撮影地:熊本市